大学入試・滑り止め校確実ゲット!やり直し古典文法「用言の活用④」用言の活用の種類をマスターする効率的な順番

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今日のポイント

用言の活用④

用言の活用の種類をマスターする効率的な順番

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用言の活用の種類をマスターする効率的な順番

まずは、前回の例題をもう一度見てみましょう。

 

例題

傍線部「見れ」「見る」の活用の種類と活用形を答えなさい。

 

「亀梨和也君は、見れ見るほど格好がいい!」

 

「それな。性格もいいよ!亀梨君ラジオやってるんだけど、リスナーに生電話するときの亀梨君、マジ優しいの!」

 

前回の解説で、中間テストや期末テストでおなじみのこの手の問題に解答するには、13個ある「用言(動詞・形容詞・形容動詞)の活用の種類」(=13パターンの変化の仕方)を覚える必要があることをお伝えしました。

 

例えば、先ほどの問題。

 

「見る」という動詞は上一段活用の動詞です。

 

上一段活用の動詞は、「干る(乾る)」「射る」「鋳る」「着る」「似る」「煮る」「見る」「居る」「率る」などしかないので、これが分かっている人は「見る」は上一段活用の動詞だとすぐに分かるわけです。

 

さらに、上一段活用の動詞が以下のような活用(変化)の仕方をすることが分かっていれば、「見れ」が已然形、「見る」が連体形だと分かるわけです。

 

動詞 語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形 活用の種類
見る みる みる みれ みよ マ行上一段活用

 

みなさんの学校には、これらの問題を爆速で答える友達がいると思いますが、恐らくその友達は13パターンの活用の種類がすべて頭に入っていて、上のようなプロセスを経て、瞬時に答えを割り出しているはずです。

 

動詞の活用の種類は9つありますが、この9パターンにはマスターするための効率的な覚える順番があります。

 

まずは、上一段活用のように、動詞の数が極めて少ない活用の種類から頭に入れます。

 

動詞の数が少ない活用の種類とは、上一段活用、下一段活用、カ行変格活用、サ行変格活用、ナ行変格活用、ラ行変格活用の6つです。

 

これを「覚えるシリーズ」と呼びます。

 

この「覚えるシリーズ」をマスターすると、例えば「あり」はラ行変格活用であるとか、「死ぬ」はナ行変格活用であるとか、即座に答えることが出来ます。

 

次に、この「覚えるシリーズ」に該当しない動詞が出てきたら、それは四段活用、上二段活用、下二段活用の動詞ということになるので、いくつかのプロセスを経て、その中のどれかを決定します。

 

これが、みなさんを悩ませてきた用言の活用の種類の、最も効率的なマスターの仕方となります。

 

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まとめ

用言の活用の種類をマスターする順番

動詞の数が極めて少ない活用の種類(上一段活用、下一段活用、カ行変格活用、サ行変格活用、ナ行変格活用、ラ行変格活用)、いわゆる「覚えるシリーズ」からマスターする。

「覚えるシリーズ」に該当しない動詞は四段活用、上二段活用、下二段活用のどれかであるので、いくつかのプロセスを経て、その中のどれかを決定する。

 

次回は、この順番に従って、まずは「覚えるシリーズ」の活用の種類から一つずつ解説をしていきます。

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