大学入試・滑り止め校確実ゲット!やり直し古典文法「用言の活用③」そもそも活用って何?

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今日のポイント

用言の活用③

そもそも活用って何??

なんで覚えなきゃいけないの?

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古典文法
「どこよりも分かりやすい」をポリシーに、毎回ちょっとずつ古典文法を講義していきます。国語は「古典」で差が付きます。やったやらないがはっきり成績に現れるからです。これがラストチャンスだと思って、古典文法をコツコツ身に付けましょう!
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活用とは…

以前もお伝えしましたが、例えば「見る」という動詞は、「て」につくときは「みて」、「ば」につくときは、クレヨンしんちゃんも「みれば」と言っていますよね。

 

このように、下に続く言葉などによって、「み」になったり「みれ」になったりすることを活用というわけです。

 

この活用(変化)の仕方は、その言葉によって種類が異なり、動詞には9種類、形容詞には2種類、形容動詞には2種類あります。

 

用言の活用の種類

用言の活用の種類

動詞

四段活用・上一段活用・上二段活用・下一段活用・下二段活用

カ行変格活用・サ行変格活用・ナ行変格活用・ラ行変格活用

 

形容詞

ク活用・シク活用

 

形容動詞

ナリ活用・タリ活用

 

ちなみに、先ほどの「見る」という動詞は、「上一段活用」です。

(活用の種類の見極め方は、次回から解説します。)

 

そのため、「見る」は、上一段活用の規則に従って形を変えるのです。

 

以下の活用表が、上一段活用の動詞「見る」の活用(変化)の仕方です。

 

動詞 語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形 活用の種類
見る みる みる みれ みよ マ行上一段活用

 

学校でこの活用表を何度も練習させられたと思いますが、これが簡単に記入できるようになると、どのようなメリットがあるのでしょうか?

 

挿入画像

 

用言の活用をマスターするメリット

メリットは山ほどあるのですが、例えば下記のような問題が瞬時に解けるようになります。

 

例題

傍線部「見れ」「見る」の活用の種類と活用形を答えなさい。

 

「亀梨和也君は、見れ見るほど格好がいい!」

「それな。性格もいいよ!亀梨君ラジオやってるんだけど、リスナーに生電話するときの亀梨君、マジ優しいの!」

 

この手の問題を、中間テストや期末テストで見たことがあると思います。

 

活用の種類とは、前記した四段活用や上一段活用など、「活用(変化)の仕方」のことを指しています。

 

一方、活用形とは、未然形・連用形・終止形・連体形・已然形・命令形など、その文章中の「活用(変化)の状態」のことを指しています。

 

従って、この例題は、「見れ」「見る」がどのような変化の仕方をする動詞で、現在どのような活用(変化)の状態であるかを問うているのです。

 

この問題に解答するには、用言の活用の種類を頭に入れ、その見極め方を知る必要があります。

 

答え

「見れ」➩マ行上一段活用動詞の已然形

 

つまり、「見れ」は上一段活用の規則に従って形を変える動詞で、現在文章中では已然形の状態にあるということ。

 

「見る」➩マ行上一段活用動詞の連体形

 

つまり、「見る」は上一段活用の規則に従って形を変える動詞で、現在文章中では連体形の状態にあるということ。

(体言(=名詞)の上にある言葉は連体形という約束がありますので、ここは終止形ではなく連体形です。)

 

正解できなかった方は、ぜひ次回からの解説をご覧ください。笑

 

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まとめ

活用とは、例えば「見る」が「見れば」になるように、下に続く言葉などによって形を変えること

活用の種類とは、四段活用や上一段活用など、その言葉の「活用(変化)の仕方」のこと。

活用形とは、未然形・連用形・終止形・連体形・已然形・命令形など、その文章中の「活用(変化)の状態」のこと。

 

次回はいよいよ、たくさんある用言の活用の種類をどのようにして見極めればよいか、その方法について解説します。

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