大学入試・青山学院大学に逆転合格した理由

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はじめに

こんにちは。

大学入学共通テストまで280日(←クリック)を切りました。以前より繰り返しお伝えしてきましたが、近年首都圏の大学入試は非常に難化しています。そのため、本日は「逆転合格を狙う受験生が今すべきこと」と題して、現時点で志望する大学群との偏差値差が10以上あり、E判定を連発している生徒に向けてお話をしたいと思います。

 

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志望校の入試問題の傾向を分析した上で学習計画を立てる

いよいよ新学期が始まりましたが、すでに1学期の学習計画は立案できているでしょうか?まだの方は、こちら(←クリック)を参考にして必ず学習計画を立てるようにしましょう。しかし、ただ闇雲に計画を立てていたのでは、ライバルとの学力差は一向に縮まらず、逆転合格は叶いません。

今年度も激戦必至の大学入試に打ち勝つには、早い段階から志望校を決定し、その大学の赤本(入試過去問題集)などを用いて傾向と対策を認識した上で受験勉強を行うことが必要になります。

大学・学部学科・日程・方式によって各科目の配点は異なりますし、頻出かつ高配点の分野や問題ジャンルは違ってきます。それらを把握して、効率的に勉強することが第1志望校の合格に繋がるのです。

当然ですが、全学部統一日程より個別日程(=学部独自入試)の方が定員枠が広く、偏差値や倍率も下がりますので、個別日程の傾向を掴んだ学習計画を立てるべきでしょう。

夏までに各科目の基礎力の養成に向けた計画を立てるのはもちろんのこと、それに加えて何に重点を置いて勉強するべきなのかを認識した上で、学習スケジュールを組んでみてください。

筆者の教え子に、青山学院大学を第1志望校にしていた生徒がいました。一生懸命勉強をする生徒でしたが、毎回の模試で偏差値55から60の間を行ったり来たりしていて、当然E判定ばかりでした。しかし、彼は成績がなかなか伸びないからといって諦めることなく、伸びないからこそ早いうちから過去問分析を徹底的に行い、志望校合格に向けた最短距離で、最も効率の良い受験勉強を行いました。結果として、難易度の高い青学の過去問演習で学力をめきめきと身につけたことが功を奏して、日東駒専も2つ取れただけでなく、第1志望であった青山学院大学合格という大きな戦果を挙げました。

 

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収容定員充足率を考慮した穴場学科の見つけ方

収容定員充足率とは?

それぞれの大学には収容定員というものがあります。以前は、大学側の裁量で合格させようと思えばいくらでも合格させることができましたが、現在はご承知の通り、大学入学者定員の厳格化(←クリック)で収容定員を守らなければなりません。守らなければ国からの補助金が削られますので、大学側も必死です。具体的に言えば、この収容定員に対して、どれだけ生徒が在籍しているか、その「充足率」が1.1を超過しないように大学は四苦八苦しているのです。少しややこしい話になりますが、その収容定員は学部や学科にも個別に設定されていて、最終的に大学全体で充足率を超過しないように調節しているわけです。

 

充足率を考慮に入れた穴場学科の見つけ方

充足率が高いということは、その学科の収容定員が飽和状態になっていることを意味し、つまり今年度は多くの受験生を入学させることができないということになります。裏を返せば、充足率が低ければ、今年度は多くの合格者を出せるということになるわけです。逆転合格を目指すのであれば、この充足率を意識した志望学科選択をすべきです。

以下の2点の条件を満たしている学科こそが「穴場」ということになります。

条件1

学科全体の収容定員充足率(学科全体の収容定員における在籍学生の比率)が低い

=学科全体の収容定員に余裕があるので、今年度は比較的多めに入学者を出せる

*1.1 が基準で、それを下回ると充足率が低いことになる

 

条件2

学科の現 1 年生の入学定員充足率が低い

=昨年度の学科入学者が少ないので、今年度は比較的多めに入学者を出せる

*1.1 が基準で、それを下回ると充足率が低いことになる

充足率を考慮した学科選択の具体例

下記の例は青山学院大学のものになりますが、筆者は昨年度、この充足率をもとにして次のように生徒にアドバイスしました。以下は昨年度のデータですので注意してください。

 

メッセージ内容

は特におすすめの学科です。

出願や試験の日付は、必ず各自で再確認してください。

( )内は偏差値、昨年度倍率。

また、①は学科全体の充足率、②は現1年生の充足率です。

 

《文学部》

個別は 1/27 出願締切で、2/13,14 試験

比較芸術学科(67 6.9)・・・①1.02 ②0.98

→定員は少ないが偏差値が比較的低く、受験生の学科認知度が低いのでおすすめ。

〇史学科(69 5.3)・・・①1.02 ②1.01

〇フランス文学科(69 A3.1)・・・①1.04 ②0.97

 

《教育人間科学部》

個別は 1/27 出願締切で、2/13 試験

〇教育学科(68 7.8)・・・①1.05 ②0.94

→英語を学びたいと考えている方は、こちらの学部に進学して英語の教員免許の取得を目指し、英語の学習をするという手もあります。

 

《経営学科》

個別は 1/30 出願締切で、2/15 試験

〇マーケティング学科(69 10.7)・・・①1.06 ②0.98

 

《国際政治経済学部》

個別は 1/30 出願締切で、2/18 試験

〇国際経済学科(70 5.4)・・・①1.04 ②1.02

 

《地球社会共生学部》

個別は 2/6 出願締切で、2/21 試験

地球社会共生学科(66 14.3)・・・①1.04 ②0.99

→偏差値が比較的低く、相模原キャンパスのため、志願者に敬遠されることあり。

 

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まとめ

あくまでも、大前提は学習をしっかりこなすことですが、それでも難しいのが昨今の入試です。昨年度は特にそうでした。そのため、過去問分析を経た計画的で、質と量ともに充実した受験勉強に加えて、大学の偏差値や過去3か年の倍率、模試結果から見えて来る各大学の志願者動向や充足率など、様々な情報を踏まえた上で併願計画を立てることが必要になってきます。これらの情報にも敏感になりながら、ぜひとも志願する大学の合格を勝ち取ってください。

 

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