大学入試・出願計画④~実力相応・挑戦校の選定

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はじめに

こんにちは!

本日は実力相応校・チャレンジ校の選定について、お話をしたいと思います。

(今回も便宜上、現時点でベネッセ偏差値(←クリック)が50の受験生を基準にお話をしたいと思いますので、その実力相応校・チャレンジ校となる日東駒専・成成明学獨國武・GMARCHなどの大学について述べていきます。)

 

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実力相応・挑戦校の選定

GMARCH・日東駒専志願者動向

★GMARCHは競争率緩和!

★日東駒専は激戦必至!

 

前回までの記事で繰り返し述べてきましたが、首都圏の大学の定員厳格化の影響で、受験生はGMARCHを敬遠する傾向にあります。

そうなると、必然的にGMARCHを敬遠した志願者の受け皿となるのが、日東駒専・大東亜帝国といった中堅・下位私立大学です。

昨年度入試の志願者動向(ベネッセや旺文社(蛍雪時代)、東洋経済新聞のデータによる)では、

 

《GMARCH》

志願者→減少傾向

合格者→増加傾向

▲倍率低下

 

《日東駒専》

志願者→微増

合格者→微減

△倍率上昇

 

《大東亜帝国》

志願者→明らかな増加

合格者→変化なし

△倍率急上昇

 

というように、GMARCHは倍率が緩和したのに対して、日東駒専以下の中堅・下位大学は今年も激戦区になることが予想されます。

一昨年も同じような傾向でした(こちらも、ベネッセや旺文社(蛍雪時代)、東洋経済新聞のデータによる)。

 

そのため、たとえ判定がよくなかったからと言って、GMARCHに関しては強気の出願をするべきですし、例えば東洋大学(日東駒専の中で最難関)に進学したいと考えているのであれば、東洋大学の希望学部のみを受験することがいかに命知らずかがご理解いただけると思います。

 

何校受験すればいいの(併願校は何校くらい設定すればいいの)?

今年度、是が非でも大学に進学したいのであれば、以下に示す各偏差値帯の大学を複数、バランスよく併願するべきです。

昨今の入試は我々の世代とは異なり、非常に激戦となっています。

保護者の方々はそれが分かっていない( ノД`)…

20年前、私が受験生のころ、私は計6校(チャレンジ校・実力相応校・滑り止め校、それぞれ各2校ずつ)を受験し、3勝3敗という結果でした。

保護者の方々も大体が私と同数の大学を受験し、同じような戦績になったのではないでしょうか。

しかし、それは昔の話です。

現在の入試では、実力のある生徒でも10校受けて、1~2校合格すればよいという時代なのです。

そのため、私は生徒には少なくとも次のような出願計画(併願計画)を立てるよう指示しています。

 

GMARCH・・・3~4校

成成明学獨國武・・・2~3校

日東駒専・・・3~4校

大東亜帝国・・・1~2校

滑り止め校・・・1~2校

 

つまり、

①少なくとも10校は受験すること!

②それぞれの偏差値帯の大学をバランスよく受験すること!

が、極めて重要なのです!

 

併せて、次のことも生徒には念押しをします。

③原則、学部独自の個別入試を受験すること!

→個別入試は、全学部(統一)入試より募集定員が多い入試方式のため。

④特定の学部だけを受験しないこと!

→自分の志願する学部が人気傾向の場合、その学部だけを受けるのではなく、その学部に似通った勉強ができる学部・学科を併願校として設定する。

例えば、国際系・経済学部は志願者が増加しているので、以下の戦略を立てる。

*国際系学部:外国語学部、文学部外国文学科を併せて受験すること!

*経済学部:経営学部、商学部も併せて受験すること!

 

ちなみに、今年度は法学部が人気低迷している学部となっています!(ベネッセ、河合塾のデータによる)

 

⑤偏差値上位校に対するセンター利用入試は控えること!

ちなみに、「センター利用」とは、大学入試センター試験を受験することで合否が決まる入試方式で、日東駒専に限らず、多くの私立大学が採用しています。

 

メリット

→センター試験の対策をするだけで、センター利用入試を行っている全ての大学に対応可能(=赤本などを用いて、大学ごとの入試対策をしなくてよい)

→合否が決まるのが早いので、合格していれば余裕をもって2月の入試に臨める。

 

デメリット

→募集定員が極めて少ない。

→センター利用でGMARCHや日東駒専に合格するのは、早慶や国公立大学を志願する受験生であり、チャレンジ校や実力相応校合格を目指してセンターを利用するのは生産的とは言えない。

 

センター得点率を確認すれば一目瞭然だと思いますが、日東駒専各大学のセンター利用入試、得点率は80%を超えているところも珍しくありません。

 

昨年度、不祥事の影響で、日東駒専の中で志願者数が大幅に減少した日本大学だけを見ても、以下の学部・学科ではセンター得点率が8割を超えています。

 

・センター得点率80%

法学部公共政策学科

・センター得点率81%

文理学部哲学・史学学科

・センター得点率82%

文理学部国文・英文・社会学科

・センター得点率84%

文理学部心理学科

 

日大でこうなのですから、東洋大学では目も当てられない状況です。

パスナビ(旺文社のサイト)でセンター得点率をチェック!)

 

そのため、センター利用は、むしろ滑り止め校を取るという意識で活用するべきなのです!

 

さて、また長くなってしまいましたが(笑)、最後までお読みいただき、ありがとうございました!

本日はここまでにして、次回は日東駒専各大学を受験する際のアドバイスを述べていきたいと思います!

 

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