大学入試・出願計画①~第1志望校は変更しない!

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はじめに

こんばんは!

受験生のみなさん、勉強は順調に進んでいるでしょうか??

12月~1月は受験生が最も伸びると言われる時期です。

最後まで諦めることなく、受験勉強に取り組んでください!

また、保護者の方はお子さんに無駄にプレッシャーをかけていないでしょうか?

この時期に「勉強しなさい」といってメリットは1つもありません。笑

そんなことを口走るよりは、「参考書(問題集)を買いたかったら遠慮せずに言え!」と言った方が100倍効果的です!!

いやが上にも受験生の食が細くなる時期ですので、出来るだけ温かくおいしい食事を提供し、温かい目で見守ってあげてください。

 

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出願計画(併願計画)とは

本日は「出願計画」についてのお話をしたいと思います。

「出願計画」とは、高校や塾によっては「併願計画」と称されることもあります。

自分の第1志望校を中心にして、「チャレンジ校」・「実力相応校」・「滑り止め校」を選定していくことを言います。

 

・チャレンジ校→自分より偏差値が5以上高い志望校で、模試ではD~E判定に属する大学。

・実力相応校→自分の偏差値と同等レベルの志望校で、模試ではC判定に属する大学。

・滑り止め校→自分の偏差値より5以下の志望校で、模試ではA~B判定に属する大学。

 

この時期に三者面談をしていると、第1志望校(チャレンジ校)を変更しようとする受験生をよく目にします。

というより、保護者によって無理やり志望校を変更させられている受験生をよく目にします。笑

 

ここでの注意点としては、偏差値が延び悩んでいても、絶対に自分の(お子さんの)第1志望校(チャレンジ校)を変更しないということです。

 

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志望校を変更しないメリット

①勉強に対するモチベーションの低下を防げる

②E判定から第1志望校に合格することもある

 

勉強に対するモチベーションの低下を防げる!

私もそうでしたが、早い段階からどうしても進学したい大学がありました。

その大学に進学したいという希望があったから、辛い受験勉強にも一生懸命に臨めたのです。

私は、残念ながら第1志望校には合格を果たせませんでしたが、そこに入学することを目指したからこそ、いくつかの大学に合格できたと考えています。

 

例えば、私が過去に受け持った生徒ですが、彼は中央大学文学部(ベネッセの偏差値59~70)を第1志望校にしていました。

高校3年生まで部活を行っていたため、偏差値的には、日東駒専(日本大学・東洋大学・駒澤大学・専修大学)レベルの偏差値帯(ベネッセの偏差値約50~60)の大学にも合格することが危ういという状態でしたが、中央大学に入るという熱意をもって勉強をし、当初の予想を覆し、日本大学と東洋大学に合格しました。

 

中央大学を目指さなければ、彼は日本大学や東洋大学には合格していなかったでしょう。

そのため、偏差値が伸び悩んでいるからといって、志望校のランクを下げるのは上策とは言えません。

 

E判定から第1志望校に合格することもある!

高校によっても異なると思いますが、受験生にとって大学受験前、最後の模試になるのは11月に行われる「第3回ベネッセ駿台マーク模試」「全統センタープレテスト(河合塾)」の2つです。

 

「第3回ベネッセ駿台マーク模試(ベネッセ+駿台予備学校)」

→多くの高校で採用している模試なので現役生のカバー率が高く、駿台も加わるので浪人生も受験する、最も大規模な模試。

「全統センタープレテスト(河合塾)」

→会場での受験となるため、本気で受験を考えている(原則的に推薦合格者を含まない)現役生が受験するとともに、非常に多くの浪人生も受験するので、「全統(全国統一)」の名の通り、受験生の真価が問われる模試。

 

その2つのデータ(11月現在の偏差値)を基にして、12月中旬に担任の先生や塾の担当者と出願計画を練るのですが、つまり最後の模試から1か月近く経っているのですから、この時期、受験生(お子さん)の実力は著しく上がっていてもおかしくはありません。

模試直後の自己採点の結果を受け、悔しくて、受験勉強に取り組んだ生徒で、見る見るうちに実力を上げてくる子は多く存在します。

また、現役生では、これまで積み重ねてきた基礎的な勉強がようやく花開く、点が線につながるようになるのが12~2月なのです。

そのため、11月時点の偏差値が伸び悩んだからといって、E判定だからといって、第1志望校を変更するのは絶対にやめましょう。

 

ということで、第2回は「出願計画」の基本について述べてきました。

次回は、もう少し突っ込んだ「出願計画」の話をしたいと思います!

 

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