目標や信念を持つことの重要性

知的生き方
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はじめに

こんにちは。

新年度が幕を開けましたね。みなさん、幸先の良いスタートは切れたでしょうか?政権が変わると、新首相は所信表明の演説をしますね。また、新年には皇室行事として歌会始うたかいはじめの儀というものが催されますが、そこでは皇室の方々が新年の抱負、心持ちを和歌に託して表明するのです。冬休みの宿題になることが多い「書き初め」も、趣旨はそれに同じです。みなさんは、新年度を迎えるに当たり、何らかの目標や抱負というものを設定したでしょうか?本日は、目標や信念を持つことの重要性についてお話ししたいと思います。

 

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言霊信仰

過去の記事にも書きましたが、日本には古来より、すべてのものには魂が宿るという「精霊信仰」があります。その信仰から、発せられた言葉には「言霊ことだま」が宿り、その霊力は言葉と結果を結びつけるという考え方が生じました。そのため、良いことは言葉に表わし、また不吉な言葉は黙するという文化が、日本にはあるのです。

しかし、これは文化や風習にとどまる話ではありません。例えば、オリンピックで金メダルを獲得する選手の多くが行うこととして、大会前から自分が金メダルを獲ると宣言するという行為が挙げられます。心理学者によれば、これは自分に暗示をかけることによって自らを鼓舞し、ドーパミンを生成しているのだということです。また、「死にたい」という類の言葉を口にすると、体内の悪性細胞が一気に増殖すると述べる科学者もいます。このように、言葉の力は、心理的にも科学的にも実証されていることなのです。

信念や目標なき行動はすべてのパフォーマンスを行き当たりばったりにし、なあなあにしてしまいます。ぜひこの絶好の「リ・スタート」の時期に、信念や目標について考え、それを言葉にしてみてください。

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孔子の信念

中国の春秋時代(紀元前約770〜前403年)に活躍した思想家孔子という人がいます。この孔子の言行がまとめられている『論語』の一節に、こんな逸話が収められています。

 

《訓読文》

はく、「しんや、吾が道はいつもっこれく。」と。

曾子そうし曰はく、「。」と。

づ。門人もんじん問ひて曰はく、「なんいいぞや。」と。

曾子曰はく、「夫子ふうしの道は、忠恕ちゅうじょのみ。」と。(『論語』里仁りじん篇)

 

《語注》

*子・・・先生の意。孔子は孔先生、曾子は曾先生と解釈する。

*曾參・・・「曾子」に同じ。孔子の弟子。親孝行で名高い。

*門人・・・門下、弟子の意。ここでは孔子の弟子を指す。

*夫子・・・先生の意。ここでは孔子を指す。

*忠恕・・・真心と思いやり。他者に対するまっすぐな気持ちと優しさ。

 

《口語訳》

孔先生はおっしゃった、「曾參よ、私の道は、常に一つのことで貫かれているのだ」

曾先生はお答えになった、「はい、承知しております」と。

孔先生が出ていかれた後に、そこに居合わせた弟子たちが不思議に思って、曾先生に「どういうことですか」と尋ねた。

曾先生はお教えくださった、「孔先生の道は、常に、真心と思いやりとで貫かれて来たということだ」と。

 

一貫」 という言葉の語源となった逸話です。「聖人」と敬われる孔子ですが、この逸話には孔子の人間らしさがにじみ出ています。その日、恐らく孔子には何らかの迷いがよぎったのではないでしょうか。この世の中には確固とした答えが存在するものなどありません。時代によって、社会によって、真理というものは移り変わるのです。だから、孔子は、自分の行って来たことの正当性を、信頼していた弟子の曾子に確認するのです。

ここには、常に迷いながらも、それでも自分の全人生を懸けて真心と思いやりについて追究し、その体現に努めた孔子という一人の人間の凄みというものが表れています。だからこそ、孔子の生き方や思想は、私たちを以前として惹きつけるのです。こういった人間が人を動かすのです。

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まとめ

目標や信念を持つこと、そしてそれを言葉にして発することの意義がお分かりいただけたのではないでしょうか。過去の記事にも書きましたが、私にも自分の中に信念、のりがあります。終始、何をしていても、私は子どもと手を繋ぐイメージを持っていて、だからこそ間違った行動は取れないと自分を戒めることができています。それが、私の「道」です。

迷うこともあると思います。でも、一つの信念を保持し続け、出来ればそれを言葉に凝縮して、一生懸命、命を懸けて困難に立ち向かってください。

みなさんの新年度が輝かしいものになることを、心より祈願しています。

 

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